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ファミリー・プランのSSDDのレビュー・感想・評価

ファミリー・プラン(2023年製作の映画)
3.6
◼︎概要
三人の子供を持つ男性は家族第一主義で完璧だが、妻は唯一の不満は退屈なところという。思春期の子供達との仲もギクシャクしている。
そんな平凡な男性が赤子とスーパーで買い物をしている際に暴漢に遭うが華麗な体術で撃退。平凡な男から過去のある男に変わるのだが…果たして家族に過去を明かし、過去と決別できるのか。

◼︎感想(ネタバレなし)
王道的なアクションコメディで、直近ではMr.ノーバディが記憶に新しい使い古されたテンプレート。だが、この手の作品は面白いものが多い。

この作品に関していえば、古臭くないように細かくアップデートした形で、ウォールバーグのアクションを楽しみつつ、それぞれ個性を引き出された魅力的な家族を堪能できる。
ただ、設定は甘いし、内容も濃いわけではなかったので残るものはあまり強い作品でもないです。

最近観るものに困っていたりしたところ、Apple TVの加入していることをほぼ忘れかけてた中、色々配信されてるのに気づき視聴。しばらくはApple TVのものを漁ってみたいと思います。








◼︎感想(ネタバレあり)
・序盤の展開力
序盤に赤子を腹前に抱えながらのウォールバーグアクションというパンチのある絵で予告から魅力的に魅せるも、それ以降は既視感のあるアクションコメディモノになっている感は否めない。
しかし赤子が可愛過ぎるし、冴えないという感じに扱われていた息子がネットゲームで活躍できたりは素直に楽しめた。
しかしキルボーイってネーミングは古臭くないか?ポーズもダサいし、今時あれでもてはやされるのか?

・コメディ力
敵役が小物の方が面白かったり個性があるが、しかし赤子のウンチで死にたくない。
母親の散々振りを効かせた棒高跳びの失敗の仕方は不覚にも笑ってしまった。あんな失敗の仕方したら死ぬわ。
ちょいちょい笑える場面もあるし、ウォールバーグらしい作風でなかなかに良かった。

・総評
既視感は強いものの、家族愛というテーマで楽しそうな家族をほっこり観れる作品で悪くはなかったです。
アクションシーンも手抜きは感じなかったし、劇中でドローンを用いてるのを逆手に視点を切り替えていくのもなかなかよく、ラストの旧カジノの戦場含めて楽しめました。
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