Nana

コンテイジョンのNanaのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.4
2020年現在、世界に起きている出来事がここに詰まっている。

危機的な状況でも、いやもしかしたら危機的な状況だからこそ私利私欲を追求する人。
信じたい情報を信じてエビデンスを蔑ろにする人。
パニックになって周りが見えなくなる人。
恐ろしいのはそういう人たちで、それさえなければもしかしたら…と思わざるを得ない。

きっと今見たのでなければ、大袈裟だなぁとかリアリティないなぁとか思っていたんじゃなかろうか。
人間ここまでだめじゃないでしょう、と。

現実では人間はとことん愚かで、ちっぽけだった。
その中でもこの作品の中の研究者や医療関係者たちのように、必死で光をつかもうと戦ってくれている人たちがいる。
その一端を担えないものは、ミッチのようにただ冷静に耐え忍ぶしかない。
Nana

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