Nana

ジョン・F・ドノヴァンの死と生のNanaのレビュー・感想・評価

3.4
緊急事態明け初映画館・初ミニシアターで鑑賞。

画の徹底的なまでの綺麗さがとてもグザヴィエ・ドランだった。
しかしながら内容はいつもよりも曖昧で、観る人に委ねる部分が多かったように思う。
グザヴィエ・ドランってこういうのも作るんだーと思ってしまった。英語なのもあるかもしれないけれど。

思うように振舞えない"芸能人"の生きにくさに、昨今のアレコレを思って胸が詰まった。
そしてそれを悪化させてしまった少年があまりにも切ない。

ラストシーンは救い。
ドノヴァンが達成できなかったことを、ルパートはきっと達成するのだろうという予感。
Nana

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