Nana

ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのNanaのレビュー・感想・評価

3.8
サルトルの『出口なし』が出てきた瞬間、拍手喝采したくなった。あとプラトン!
監督が文学を愛し哲学を愛し芸術を愛し映画を愛していることが伝わる映画だった。

人種、スクールカースト、貧困、ジェンダー、と様々な要素が組み込まれているのにまったく押し付けがましくなく、変に意識することもなく見ることができた。

これは高校生の、そしてパパの成長物語。
それ以上の何ものでもない、良い意味で。
人は成長する。そのことに関して、人種も、育ちも、ジェンダーも、関係ない。
Nana

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