サルトルの『出口なし』が出てきた瞬間、拍手喝采したくなった。あとプラトン!
監督が文学を愛し哲学を愛し芸術を愛し映画を愛していることが伝わる映画だった。
人種、スクールカースト、貧困、ジェンダー、と>>続きを読む
はじめから最後まで、ずっとほのかに泣いていた。
終わる頃にはハンカチびっしょり。
暖炉の前で寄り添ってお父さんから来た手紙を読むシーンでは、自分が幼い頃に『若草物語』を読んでわくわくどきどきしていた>>続きを読む
かわいすぎて心臓がキュゥっとなった。
終わったあとも可愛さを引きずって動悸がおさまらなくて、もうなんかもうやばい…!って感じで。
この感覚は今までになかった。中国アニメおそるべし。
中国という広大な>>続きを読む
緊急事態明け初映画館・初ミニシアターで鑑賞。
画の徹底的なまでの綺麗さがとてもグザヴィエ・ドランだった。
しかしながら内容はいつもよりも曖昧で、観る人に委ねる部分が多かったように思う。
グザヴィエ・>>続きを読む
2回目の視聴。
マイナスのイメージを持つことだけが差別ではないということを感じさせてくれる映画。
何かしらのカテゴリで括って決めつけて見ること自体が差別。「黒人はすごい!」という風に、人種でひとまと>>続きを読む
幽霊?悪魔?のつくりが雑で笑ってしまったが、最後の数分があまりにも良すぎて余韻は最高。
古い屋根裏部屋がある家には住んではいけない。気をつけて生きていきたい。
ジョシュ役のパトリック・ウィルソンは>>続きを読む
空想の世界にしか楽しみを見いだせなかったアメリが、現実の世界に自分を少しずつ調和させていくお話。
この映画には、"はみだしもの"が沢山出てくる。
それでも全員が同じ"はみだしもの"や他の多くの人に対>>続きを読む
2020年現在、世界に起きている出来事がここに詰まっている。
危機的な状況でも、いやもしかしたら危機的な状況だからこそ私利私欲を追求する人。
信じたい情報を信じてエビデンスを蔑ろにする人。
パニック>>続きを読む
流石に都合良すぎだしそんなに過去いじっていいの!?と見る度に思うのに、見る度に泣いてしまう。
家族になるということはどういうことなのか、日常を大切にするとはどういうことなのかを考えさせてくれる映画、>>続きを読む
エスター役のイザベラ・ファーマンの凄さ…。
ぞくぞくくる恐ろしさ。
絶対に手に入らないものへの渇望のお話。
依存症になると家族からも信頼されない…気をつけよ…。
ホラー映画の中だと一番好きで何度も見ている。
お母さんのキャロリン役のリリ・テイラーがすごい。
見る度、犬が入りたがらない家には絶対に住まないようにしようと決意を新たにする。
治安維持のために権力を与えられているはずの警察に萎縮しない住民。
その住民を従わせるためにより横暴になる警察。
どちらが先か分からない鶏と卵の関係だけれども、関係性が狂っていることだけは確かな街が舞台>>続きを読む
カメラの存在を感じさせない、圧倒的な撮影技術にただただ驚嘆。
映画は勿論のこと、絵画から写真、さらには小説に至るまで、どこから何を見ているのかという視点の在り処が存在する。
その視点の持ち主が誰で、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
自分で出来るのに、親心から手を貸してしまう母親。
その行動が子どものプライドを傷つけ、反発を誘う。
親という支えであり呪縛でもあるものから飛び出すことは、「障害があってもなくても」難しい。
だから、誰>>続きを読む
気球に乗って空を飛び、その先で色々と起こる、というとてもシンプルなストーリー。
それをここまでダイナミックに描いたことに感服する。
映像がリアルすぎて、終始ハラハラ。
今の私達にとっては当たり前な「>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
2回観て、ようやく言葉にまとめるだけの整理がついてきた。
高台にあるパク家、半地下に住むキム家。
雨が降って無邪気に喜べる豊かな一家と、雨によって甚大な被害を被る貧しい一家。
キム家のパン地下の家は>>続きを読む
ドキュメンタリーを観ているかのような自然さ。
大きな出来事があるわけではないけれど、気がつけば時が過ぎ終わりを迎えていた。
スカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーをはじめ、役者さんの演技力に引き>>続きを読む
逃げることや諦めること、意地を張ることをやめる話。
「普通」を普通だと思いこむ人々からの偏見や、「普通」であれない自分が周りを傷つけることへの苦しみ。
安易にその苦を乗り越えるのではなく、受け入れ>>続きを読む
恐ろしき群衆心理とその中でも生き続ける良心、そして子どもの成長、愛。
「ごっこ遊び」的に差別に加担する無邪気さの恐ろしさ。でもそれはおかしいと素直に修正できるジョジョの力強さが愛おしい。
でも実は、>>続きを読む