アレクサンドル・アジャだ!
….と脊髄反射気味に観に行ったんだけど、アジャは製作か!
監督はアジャ制作のもと『マニアック』のリメイクを撮ったフランク・カルフンでした。
ポスタービジュアルを見て“こんなのかな”と思っていたのとだいぶ違って、コロナ禍〜コロナ後の世界の分断をはじめとした社会問題をベースにしていて面白い。
いや…思っていたのと違くもないか。その違くない部分(=嫌な事が起こる部分)が次から次へと多層的で飽きない。“こうなったらイヤだね〜”と“そんな事になるの!?”の塩梅がイイ。気持ちいいテンポでカードをめくってくる。
ガススタンドのコンビニ店内で主人公の背景に映る様々な商品がその時その時の状況や心情を表していたりして、もう一度そこにフォーカスして観直したい。
“誰が”というところに落とし込まないラストが好き。