便利さで溢れた世の中では不便さに陥ることも至難の業であり、便利であることが不便なのかもしれないと思わされる。とはいえ便利さを避けて不便さに向かうことが良いのではなく、便利さによって不便さを追求するのが重要な気もする。
言葉に依らず映像で語れることが良い映画の資質なのかもしれないけど、映像が語ってしまうことの暴力もあるのかもしらん。服装とか肌の色だけで読み取れることがあるけど、それは自分がそれを読み取ってしまう人間であることを表している。そういう意味では違いを違いとして認識しないことが一種の理想状況で、分かるよりも分からないことの方が良いのかもしれない。でも本当にそうか？
