Amber

巡る、カカオ~神のフルーツに魅せられた日本人~のAmberのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

舞台挨拶に大原櫻子が登壇するというのでシネスイッチ銀座に観に行った。銀座駅B1出口から出てマップアプリで調べた通りの道を行ったつもりが、シネスイッチ銀座が見つからない。マップアプリも役に立たない。人に聞いても皆わからないという。アプリは矢印が消えてどちらに行っていいかわからない。シネスイッチ銀座は上映開始後の入場はできないらしい。このままでは舞台挨拶が見れない。途方に暮れた。アプリの矢印が復活した。その方向に進むとシネスイッチ銀座があった!。16:35からの上映だが、シネスイッチ銀座に着いたのは16:28だった。どうにか間に合った。

この映画の入場者はもれなくチョコレートがもらえる。館内は暑いくらいで、チョコレートが溶けないか心配だった。

カカオの実が木の途中に生えているとは知らなかった。田口愛さんは魅力的な人だった。それだけでこの映画を観る価値があると思った。チョコレートがカカオと砂糖だけでできているというのもすごいことだと思った。それだけであの味が出せるとは。何か他にも入れていると思っていた。小方真弓さんも行動力のある人だと思った。こうやってどんどん行動し、人に指示を与えられる人って、どうしてそうなれるのだろうと思ってしまう。私は常に年下に対してさえも下手に出てしまう質なので、こういう人を不思議に思うくらいだ。

途中の絵の説明もよかった。また、堀ちえみは同年代のアイドルだが、舌癌を患っても、前向きに仕事を続けているのはすごいな、と思った。普通の人のようには喋れないのを逆手に取って、ナレーションの仕事をするとは。その結果、味のある個性的なナレーションになっていたと思う。

舞台挨拶前にステージ中央で男の人が白い紙を持っていた。カメラマンの色の調節のためか。そのあといよいよ舞台挨拶。すぐ左横の通路を通って大原櫻子を含めた3人の登壇者が登場した。右端の席の私にとっては都合の悪いことに、大原櫻子はステージで登壇者の3人のうち、一番左に並んだ。それでも大原櫻子の立ち位置は舞台の中央なのだが。なぜ大原櫻子がこの映画の舞台挨拶に?、と思っていたが、プロデューサーと仕事をしたことがあって、観客の視線のコメントがほしいとプロデューサーが思って、誰かチョコレートが好きそうな人は、と考えた時に、大原櫻子が浮かんだということだった。最後にプロデューサーが2月14日のバレンタインデイといえば、と大原櫻子に振った。大原櫻子は舞台の合間をぬっての登壇だったので、プロデューサーも申し訳ないと思って振ったのだろうか。大原櫻子は2月14日リリースのニューシングルとライブのDVD&Blu-rayの告知をちゃっかりしていた。舞台挨拶の大原櫻子の服は黒に茶系に見えたが、Xの写真を見ると青に黄色だった。どういうこと?。照明に色はついていなかったと思うが。大原櫻子の茶目っ気のある行動などにクスクスと笑いがもれていた。大原櫻子のそういう面を知っている大原櫻子ファンだろうか。

B列が最前列だったが、なぜA列は空席なのだろうと思っていたが、舞台挨拶の時のマスコミ用の席だった。観客の写真撮影時間は短かった。4枚しかとれなかった。しかも大原櫻子はこちらを向いてくれなかった。

帰りは銀座駅B1出口とシネスイッチ銀座の位置関係を確かめた。マップアプリではB1出口を出てちょっと左に曲がったところにある太い道路行くとすぐに左側にシネスイッチ銀座があるような感じになっていたが、B1出口を歩道に出てすぐ右の細めの道路に右折するとすぐ左側にシネスイッチ銀座があった。こんなすぐそばだったのだ。馬鹿みたいだ。マップアプリとは正反対の道だったのだ。どういうことかさっぱりわからない。手書きの地図がいい加減で道に迷うことはあるが、アプリの地図が間違っているとは思えない。B1出口の向きが歩道に対して横向きに出るのが原因かもしれなくても、理解に苦しむ。銀座駅を出て道に迷った時、駆け足で探して人に聞きまわったので、口がもつれて、シネスイッチがうまく言えないのと、シネスイッチという言葉がきちんと浮かばなかったのとで、どもったようになり、もしかしたら、「すいません、シネ…シネ…」と死ね、死ね、と変質者がつぶやいているように聞こえたのではないかと、あとで思った。

私の住んでいる越谷に着いて、自転車での帰途、半月が膨らみかけた月が真上にあった。真上に月があるのを見たのは、おぼえがないくらい稀なことだ。

2024年の映画鑑賞はこれで15本目だ。
Amber

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