チャーリー・カウフマン目的で鑑賞。
概念をキャラクター化した途端、急に教育的なトーンになるCGアニメーションというのが非常にピート・ドクターっぽい。
キャラクター、設定、造形の既視感でそのままべたっとたいくつになりそうなところ、
新味をつけているのが、カウフマン的な過剰な自意識のナレーションと語りのメタ構造がもたらす「既視感のネタ化」だった。
デヴィッド・フォスター・ウォレスの分厚い本とか、ヴェルナー・ヘルツォークの架空のドキュメンタリーとか明らかに子ども向けではないスノッブな小ネタがあってクスリとした