風神

映画 ○月○日、区長になる女。の風神のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

日本映画専門チャンネル放送分を
録画して鑑賞。

何気に猫映画でした。
ミドリガメも可愛いですね!
自分もミドリガメ飼ってます。
政治的判断で殺処分とか
飼うのに登録が必要とか揉めた生物。
ある意味政治的生物ですな。

出来れば皆様に観て欲しい作品。
エンタメとして面白い訳では無いけど
出来れば観て欲しい。
観てみようかなって人は
この下は、鑑賞後に見てください。














昔、自分はバンドをやってまして
その時メインで出てたのが
西荻窪と高円寺のライブハウス。
杉並区役所にも行ったことあるし
見慣れた景色祭り。

この作品の中で
いろいろと重要な事が
数多く語られていますが
サラッと語られるだけなのが残念。
字幕付けて大事な事は2度表示して
意識改革の一助を担って欲しかった。

我が地元の東京都大田区でも
謎な蒲蒲線という物体の正否を問うような
選挙があったのですが
蒲蒲線を実行すると言った人が勝った。
でも、あれからどうなったんだっけ?
地方ネタはこちらから動かなければ
わからないのが難点ですな。

まぁ今作の道路の問題もそうですが
かなり前に立案された件を
大分経ってからでも決して見直さず
実行しようとするシステムが問題。

わかりやすく言えば
「15年前に決めた
各家庭へPHS1台配布の公約の実現に
後一歩なんです!
皆様のご協力をお願いします!」
って感じかな。
いらねーよ、そんなの今更って
普通の人は思うでしょうけど
必要性よりも謎なテンションで
公約の実現を重要視する方々が
悲願達成という旗印で行動する喜劇。
個人的には全く笑えないけどね。

この作品を観て
素晴らしいと思ったのは
当選後に絶対議会が言うこと聞かず
対立するだろうなぁと思ってたら
この活動に参加した一般人の方々が
足枷となる議会に自ら乗り込もうとする
ために、区議会選挙に立候補する姿。
政治は、みんなの問題なんですよ。
任せっきりで放っておいたから
クソみたいな政治屋が
取り仕切ってる世界になってる。

票数の差が僅差で
ギリギリでしたが
みんなが持ってる投票権という権利。
せっかくの権利なんだから
堂々と行使しましょうよ!
投票率の低さは、組織票を持つ
既得権益の塊となった人達に
有利に働きますので
自らの権利を放棄しないで欲しいですね。

区政が都政に繋がり
都政が国政に繋がる。
そして一番身近なのが区長選であり
区議会議員選挙です。
こんなレベルにおいても
中央の選挙の悪癖が充満してる。

細かく網の目のようなシステムで
組まれていて、どこに手をつけても
なかなか変革できない現状を打破するには
極論ではあるが、国家の解体しか
無いのではないかと、最近思うのです。
日本という国を解体して
別の国として、システムを構築しないと
何も変えられない気もしてます。
まぁ、さすがに極論ですが。

エンディングが、まさかの黒猫同盟。

ほんと、まずは投票率のアップ。
ここが最大のキモですね。

2024-276
風神

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