OASYS1985

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突のOASYS1985のレビュー・感想・評価

4.5
面白かったぁ!
怪獣映画としてウルトラマン映画として、ホント素晴らしかった。
テレビ観て
ない人にもしっかりと分かるようなオープニングのダイジェスト。MCUは見習いなさい。
しかし、やはり第1話はそのままスクリーンで観たいクォリティーだなぁ。

おー、テレビの主題歌オーもあるじゃん。やっぱいい歌、オープニングだよなぁ。
テレビは2周見てるけどオープニング飛ばせなかった。

ウルトラマンというフォーマットの中での現状での多分最もリアリティな設定がもちろん劇場版にも引き継がれ
対怪獣シーンのしっかりとした作戦と実行は見ていて興奮しない訳ないじゃん。
科学への継承も怪獣映画としては必須のテーマだし
宇宙怪獣も地球怪獣もいる世界観をうまく利用したストーリーも良かった。

もちろん各隊員の魅力も相変わらずだし、ゴジラに続いて出演の田中美央も嬉しいキャスティング

何よりおそらくハリウッドで低予算と言われているゴジラ-1.0(日本映画としては破格だけどね)の推定1/10くらいの予算と希望でこのスーパーウルトラ、ミニチュア特撮は特撮ファンでなくても、パワフルな映像にはCGとは違う迫力感じるのではないだろうか。
そこに実写感増す、合成の素晴らしさがよりリアリティをあげてる。

親子のテーマがちょっと消化不良だったり、怪獣暴れてる街に向かう首都高に車いたり(せめて消すかこのカットは切るべきではないかな)
Sテレビもそうだったけど、KaRD隊員たちの戦闘中の感情剥き出しはもう少し抑えて、プロフェッショナル感欲しい(ラストの決めの時に感情剥き出したら、興奮度アップだと思うけどなぁ)
と不満もあるけど

ウルトラマンや怪獣に興味ない人でも十分楽しめる、ある種シン・ウルトラマンに不満だった人にも刺さる一本! 

必見!

おかわり!

最初のダイジェスト(まぁちょっと長いかなー)は単なる戦いではなく、本作のテーマの絆に沿った編集なのね。
これ観たらテレビ観てない人も観たくなるでしょう。いや、観なさい!
そして王道怪獣映画として、やはり大傑作。
特に最後の国会議事堂前での戦いは、しっかりと理由づけもされて、単なる背景でないのもいいし
その前での戦いが様々なアングルから撮られておそらく今までの特撮映画で最も迫力ある国会議事堂になったんじゃないかな(って国会議事堂は3回くらいしか使われてないかな)
壊しも凝ったアングルで段階的なのもいいし、これだけでも元取れます。

マジ必見!
個人的にはゴジラ-1.0寄り付き好きです