<映画への一言>
全てのアンチ怪盗キッドに捧ぐ
<良かったこと>
・謎解きメインの繊細なストーリー
・余分な恋愛シーンの排除
<悪かったこと>
・犯人の動機の薄さ
・大袈裟なアクション
<総括>
あくまで個人的な感想だが、これまでのコナンの作品のうち怪盗キッドの出演作品は悉く酷評してきた。
彼自身に罪はないが、ストーリーが全くもって薄っぺらく好きになれない。
ただ、今回はそんなアンチ怪盗キッドの私でも終始飽きずに楽しむことができた。
また、ここ数年のコナン映画はハリウッド顔負けの人間離れしたアクションシーンがメインであったが、本作は打って変わって謎解きがメインとなっており、さらに難易度もかなり高いことが魅力である。
さらに本作のメインキャラである怪盗キッドと服部平次の良さが120％出ており、特にキッドがこれまで以上に協力的であるようにも感じた。
怪盗キッドの作品はこれまでのコナン作品に数多く存在するが、本作はその最高傑作と言えるだろう。
またここ数年のコナン作品のレベルが10年前と比べても格段に上がっていることは間違いない。
