南北の関係についてまた学ぶことが出来ました。朝鮮戦争が終結しない限りは、このような状況が変わらないことが残念です。
ソン・ガンホは「兄貴」と呼ばれるのがぴったりです。韓国の綾野剛、カン・ドンウォンが終始無表情だったのが、とうとう最後に破顔一笑してくれて私も緊張がやっと解けました。ハッピーエンドになったのは、このタイプの、私が観た数少ない韓国映画では珍しかったので安心しました。
北朝鮮から南に潜伏しているスパイは、何があっても党への忠誠心が揺るがないので無慈悲な殺しも躊躇なく行えることが恐ろしいです。それに家族を北に人質に取られていれば、上層部の命令に背くことは出来ないのでしょう。
ソン・ガンホと、カン・ドンウォン演じるイ・ハンギュが向かい合って食べる鳥の水炊きが美味しそうでした。そしてイ・ハンギュが、アメリカの食べ物として忌み嫌っていたハンバーガーをついに食べるシーンも印象的でした。
