てぃらみす

インサイド・ヘッド2のてぃらみすのネタバレレビュー・内容・結末

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

"I'm just trying to protect her."

前作は映画館で鑑賞したときにそれほどピンと来なかったんですが、昨日改めて見たらビンボンのシーンで爆泣きしました。やっぱ年取ると涙もろくなるんやろか…

ということで本日続編を見てきました。基本的にやってることは前作と同じで、ライリーによりよい人生を送ってもらおうと感情たちが奮闘するストーリー。前作と異なるのは、ライリーが思春期に入ったことでさらに別の感情が生まれたこと。

物語としてめちゃくちゃ面白い!ってわけではない気もしますが、とにかく目に見えない「感情」の描き方と、そのはたらきの仕組みを可視化するのがすごすぎます。見た後、今の自分はどの感情が主導権を握っているのか、考えたくなるなぁ(ちなみに私はもっぱら「ダリィ」ですね)

過去の嫌な記憶は遠くに捨て去りがちですが、それらもひっくるめて今の自分があるんだと思うと、そんな記憶たちもいとおしくなる気がしました。

終盤でシンパイがパニック&オーバーヒートを起こし、ヨロコビに「私はライリーを守りたいだけだった」と謝るシーンと、ヨロコビたちが新たに生まれたライリーの「自分らしさ」を抱きしめるシーンで泣きました。

私も(学生時代は特に)シンパイが主導権を握っている人間だったので、起こりもしないあらゆるパターンの未来を想像してはパニックに陥ることもしばしば…。

でもきっと私の中のシンパイちゃんも、私のよりよい人生を願って暴走してくれたんだと思うので、映画を見ながら私の中のシンパイちゃんをハグしました(むぎゅっ)
てぃらみす

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