あれ?なんか普通に感動してるんやけど。
「おしり探偵」の劇場版第二作です。
前作は最大の強敵シリアーティ教授を福山雅治が声優をしてファンを驚かせましたが、今作はおしり探偵の初代相棒であるスイセンとの因縁が描かれます。
スイセンがいいキャラすぎます。
個人的なストライクゾーンを突いてきます。
おしり探偵を「おしり君」と呼ぶのも良いですし、微妙な距離感が僕のストライクゾーンを刺激します。
彼女が「おしり君」から「おしり探偵」に呼び方が変わるシーンの切ない甘酸っぱさが大好物です。
テーマは割と大人向けです。
贋作と気づかれない贋作は偽物なのか?
本物を本物たらしめる物は何なのか?
芸術において優れているとは何なのか?
と言う問いかけをされます。
これは声優の津田健次郎の声ぢからと言いますか物凄いシリアス感が出ています。
それを最高にくだらない毎回のオチで落とすおしり探偵さんが最高です。
スイセンが撃たれたシーンで近くに座っていた幼稚園くらいの女の子が泣き出してしまいましたがあのオチで拍手して喜んでいました。
もうこれだけで今作は成功だったのではないでしょうか。