Ma

ぼくが生きてる、ふたつの世界のMaのレビュー・感想・評価

4.5
2024年劇場:50本目
2024年:132本目
202409:9本目

・シナリオ:☆☆☆☆★
・演出: :☆☆☆☆★
・雰囲気: :☆☆☆☆☆
・個人的好み: :☆☆☆☆☆

五十嵐大による著書が原作となっており、コーダとして生きる主人公の人生を描く。

実話ベースということもあり、親子の交流がありのまま描かれている点が非常に良い。変に音楽を挿入せず淡々と親子の関わりが描かれる。
聾唖者が子供を育てる際に困難な点についても序盤で描かれる。

音のある世界と音の無い世界、どちらにも属する主人公。聾唖者の生きる世界とはどのようなものなのか、周囲の登場人物たちとのエピソードでありのまま描かれており非常に良い。

母親に対する苛立ちと愛情が入り混じった思春期時代のやり取りがリアル。普通の家庭でも思春期は何かと親と対立してしまうので気持ちがわかります。父親も息子のことを応援する良い旦那。

ドラマチックに描かれるわけでは無いですが、本作のメインは親子の愛。
非常に感動しました。
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