このレビューはネタバレを含みます
「ラストマイル」
ドラマとはそこまで深く関わらないので、初見の人にも優しい映画でしたし、滅茶苦茶面白いです。これを機にドラマを観てくれれば嬉しいです。
満島さんと僕が今年大注目してる岡田将生さんのバディで巨大な荷物とそれを運ぶ人達。その中に爆弾が入っていた。犯人は誰だという話です。
宅配業者にスポットを当てて、新聞では宅配業者の過酷さと労働条件の劣悪さが出ているのですが、この映画で可視されたと思います。荷物を運ぶのにもこの暑さや人がいないことで再配達しなければならない。だから、宅配業者の人に対しては感謝しかないです。この文章を読んだ人で宅配業者の方がいれば、本当にありがとうございますと言いたいです。
荷物に異常があれば、それを止めなければならない。そうしないと人が死ぬかもしれないが、売り上げが止まる。そして、責任転嫁で下の人に押し込んでいく。上の人はただ机上で話してるだけ。そこで、大きく悩んでいく。この描きがリアルで凄い辛かった。俺なら、阿部さんみたいに徐々に不満が溜まり、爆発すると思う。
でも、その荷物の中には医療で使うものがあり、止めては二次災害を生む。
そして、ドラマとのシェアをするのですが、メロンパン号ではなくて、あのコンビはちゃんとした車に乗ってて、やっと金が降りたのかと思った。でも、コンビの関係は変わらず。
法医学の方も六郎とも仲良くて、メンバーも変わらずに、くそが言えないけど、変わってなかった。他のキャストの人も役職は変わったが、何も変わらず。でも変わったのは、九重の変わりに入った男が、虚偽通報した男だとは思わなかった。でかくなったなぁ。
そして、最後のあのシーンは滅茶苦茶良かったんですが、最後あの二人が見て何を思ったんだろうか。
宅配のせがれとじいちゃんの会話とか考え方や最後までカッコ良かったん。
娘と母のいわゆるモブの人にも命を吹き込んで、泣かせてくる。いやー、最高でしたな。
