すみ

ラストマイルのすみのネタバレレビュー・内容・結末

ラストマイル(2024年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

いろいろ考えてたら感想書くの後回しになっちゃった!
MIU履修してない俄で恐縮ですが、十二分に楽しめる良作邦画だった。

エレナや佑の、一回全力疾走してみたばっかりにペースの落とし方がわからなくなっちゃって壁に激突するまで止まれない、みたいなのちょっと分かる。
そして梨本が言った「ブルドーザーみたいに働くエレナさん、結構好きでしたよ」というニュアンスの台詞の意味もちょっと分かる。
がむしゃらに何かを頑張るということはとてもかっこよくて、そうなりたいと思う人も決して少なくはないんだよな。
特に日本人は勤勉さを美学とする節があるので余計にその考え方が強い。
仕事が一番大事な人、仕事のためには生きられなかった人、仕事はお金を稼ぐための手段として割り切っている人、仕事は人生の全てではないけれど頑張ろうと思っている人など、いろんな仕事と人生への向き合い方が出てきて、社会人5年目の自分は結構思うところがあった。
自分のキャパと人生の優先順位が曖昧なままで走り続けるとブレーキが効かなくなったりエンジンが壊れたりしちゃうんだな、と改めて思い知った。
あと一緒に観に行った友達が母子家庭の親子の部屋が404号室なのはMIUにかかってるだけじゃなく、「404not found」で一番最後まで見つからなかった爆弾という意味もあると思うって言ってて目から鱗でした。
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