このレビューはネタバレを含みます
アイドルに憧れる女子高生の東ゆうは東西南北の美少女を集めデビューを試み、お嬢様学校から高専、そしてかつてのクラスメイトと共にユニットを作り無事夢を叶えるも…というお話。
興味はあったものの乃木坂も原作者のこともあまり知らないのでスルーしてましたが、公開後のあまりの賛否が気になって見てきました。
結論から言うと個人的には結構面白かったんじゃないかと思いました。
ストーリーとしては、下積み→デビュー→絶頂→転落っていうアーティストの伝記映画の王道の流れとアイドルもののマッシュアップといった感じで非常に見やすく、そこに我が強すぎてサイコパスの領域にまで達してるヒロインをひとつまみスパイスとして入れたものですが、そのヒロインの傲慢さも深掘りはされてませんがキチンと最後に納得できる形で畳まれていたのでまあ『あり得る範囲』として処理できたと思います。(南は部活でこけ下ろされてる劣等感、西はガワは良いけど友達いない劣等感、北はいじめられてた劣等感をそれぞれ東に満たされ仲良くなってるのでガチのサイコパスみはありました)
ただ、時系列ごとに描いていたのでそのサイコパスが極まって賛否になった点もあるのかなーと思うので、個人的には『人気絶頂のアイドルがふと昔を思い出した』みたいな回想のブックエンドの形式の方がよりドラマ性が出てアリなんじゃないかなとも感じました。
まあ当たり前ですが、乃木坂時代の高山さんを知っていた方が原作者と照らし合わせる意味においてより楽しめるのは楽しめるでしょう。
北ちゃんのポニーテールが沼津の果南ちゃんにしか見えん
