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トラペジウムのowlマンのレビュー・感想・評価

トラペジウム(2024年製作の映画)
3.2
アイドルになる為、“東ゆう”は集めた東西南北の仲間と一緒に夢の一歩を進み始める...

元・乃木坂46の高山一実さんの小説原作のアニメ映画。

“アイドル”を経験した方だから書く事ができる“光”と“暗い部分(闇まではないかな?)”があり、“努力”“友情”“夢”のキラキラ青春映画で終わらせない内容は良かったです。

原作は未読です。

序盤の物語の進むテンポが早いので、
登場キャラクターの一人一人個性がまだはっきりと理解しない間に、主人公が“自分の夢”へと人を傷付けてでも突き進む姿に“狂気”を覚え...メンバーの心が荒んでいく姿にぐったりとしました。

正直、主人公への感情移入ができませんでした。
劇中でも“孤立”してしまい...映画を観に来た多くの人も嫌悪してしまったのではないかな?...それによって現実世界も含めて、主人公を孤立させてしまったように思えました。

主人公の“光の偶像崇拝”が狂気的でもあり、“光”に近すぎると周りが視えなくなり、身近な人の視界も奪い、気づいたら、誰もいなくなってしまう...“アイドル”ってそうまでして成るものなのか?彼女の目指している“アイドル像”が“光”だけで“個”を成していないので...凄く不安にもなりました。

実際にいるんだろうね...

“夢”を追いかける苦しさもあるけれど、その途中で出会う人々や、別の夢を見つけれる幸せもある映画なので少しトントン拍子だな!感はあるものの蛍光塗料くらいの“光”を感じれました✨


元・同じグループの西野七瀬さんやご本人がおじいちゃん役で声をしているのですが...う〜ん💦申し訳ないですが...合わないな...って印象です。学校の友達とかの役でも良かったかも✋とりあえず、ファンサービスって事ですね!


余談ですが、
私は『でんぱ組.inc』を長年応援していましたが...来年でエンディングを迎えるとのニュースが入り.....“光”が消えるとはそういう事か...と絶賛絶望継続中です✋
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