もう一度見たいと思っていた『マイナスワン』を、せっかくだから『マイナスカラー』で鑑賞。
作品自体のレヴューは『マイナスワン』のレヴューを見ていただくとして、白黒にした効果を語れば、
より戦後感が増して、リアルに感じられるところかな?
大戸島で夜現れる「呉爾羅」の怖いこと。
それは銀座を破壊するシーンでもそうで、かつての日劇を再現したCGの街並みが、よりホンモノに見える。
それは戦後の焼野原のバラックに住む敷島と典子の生活もそうで、白黒が訴えるチカラってすごいな、と。
相模湾から上陸したゴジラが内陸で敷島の震電と対峙するシーンで、白黒だから、なんかゴメスが出てきてもいいような気もして(笑)。
杖ついたおばあさんが見に来てたんだけど、怖かったんじゃないかな?
1回『マイナスワン』を見た人でも、この『マイナスカラー』一見の価値あり、です。