カラー版を2回見た後、話のタネにでもとモノクロ版を鑑賞。
これがとんでもなく凄い。
子供の頃母親にねだって見に行ったのは1954年の初回版だと思うけれど、幼児期
体験はしていないけれど、戦争に対する恐怖感が蔓延している時代、何となくこれが戦争なのかと身震いした。
私が記憶しているのは、もう少し後の銀座だけれど一回目の東京五輪までは、東京の街もモノクロだった気がする。
そのモノクロの東京をゴジラが徘徊する恐怖感。
そしてあの頃には普通に周囲にいた戦争体験のある大人たち、彼らの多くは戦争の話をしなかった。その大人たちがイザというときには立ち上がる躍動感。
あの頃の大人は頼りがいがあったなあと感慨に耽る自分に気が付いた。