くろきつ

K‐9 L.A.大捜査線のくろきつのレビュー・感想・評価

K‐9 L.A.大捜査線(2023年製作の映画)
3.5
ロサンゼルス市警の警察犬隊に所属する警官が相棒の警察犬と共に街に潜む巨大な陰謀に立ち向かっていく姿を描いたポリスアクション。

一匹狼の警官と相棒の警察犬のバディ映画。アーロン・エッカートが主演するアクションというよりかはクライムドラマ。相棒と一緒に街の陰謀を暴いていく。アクション要素は薄めで主人公の再生と警察犬との絆が中心に描かれる。とにかく主人公の相棒への愛が凄い。負傷した相棒を拒否した救急隊員を一瞬の迷いもなく殴りつけるほどの愛情。ストーリーがしっかりして最後の展開もちゃんと伏線が張られていて正直凡作だと思ってたから特に気にしてみてなかったので驚いた。警察犬との関係性は感動的で楽しめた。序盤の窓が割れるところ。そこだけが気になった。やっぱりそういうとこはCGじゃだめだね。「ドント・ブリーズ」の盲目老人役のスティーヴン・ラングがゲスト的な立ち位置で出演していてアーロン・エッカートとの共演が観れてよかった。ラストはありえないくらいまっすぐなハッピーエンドで後味がものすごく良かった映画。アーロン・エッカートが好きなら観るべきだと思う。

この監督の過去作を調べてみたら「ビットコイン・ウォーズ 暗号資産の行方」とかいう明らかに邦題にやられた映画を発見。一応カート・ラッセルが出てるらしい。パッケージには名前があるけどフィルマークスには名前がないのは本当に出て来るのが一瞬ということか?
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