Jun潤

COUNT ME IN 魂のリズムのJun潤のレビュー・感想・評価

COUNT ME IN 魂のリズム(2021年製作の映画)
3.7
2024.03.30

特に気にしてはいなかったものの、空き時間消化のため鑑賞。
必殺・ライブ遠征中に映画館in札幌。
『セッション』を見てドラムに興味はあったし、ライブ前日に観るものとしてもちょうどいいのでは。

現代の音楽界を牽引するドラマー達。
彼らがドラムに触れた原点、憧れと衝撃を受けた伝説的アーティスト達、そして違うジャンルや新たな表現方法に対する考え。
音楽、ドラムに対する熱い想いの丈を語る。

フッフッフ、やはりこういう作品もいいですね。
映像と音楽、映画館とライブ会場、観客達に届けるものも、その場所も全く違い、それぞれの良さはそれぞれの場所でこそ発揮される。
音楽で語るアーティスト達の感情や原点はなんなのか、それを言葉として引き出し、観る人達に伝える作品というのはそれだけで価値があるし観応えも十分でした。

洋楽について本当に疎い僕からしても、ビートルズやローリング・ストーンズ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、フー・ファイターズ、クイーンなどなど、聞いたことがある(主にジョジョで)バンド名が出ていたので、そんなすごい方々に影響を受けた人達の話を聞いているというだけでもテンションは上がりますね。
そんな今を活躍するアーティスト達も、興味を持ったきっかけは些細なものであったり、幼少期は台所用品を楽器代わりにしていたり、子供用のセットで大喜びしていたりと、特別な才能を持っているというだけではない、多くの人と共通しているものを持っている人達なんだということも感じられました。

2点気になったのは最後の最後でジェンダーレスのことをぶっ込んできたことと、誰か特定のアーティストのことや音楽界の一大イベントもしくは大事件などの、作品を通した太い軸が欲しかったところですかね。
Jun潤

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