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グリーン・ブッシュ
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グリーン・ブッシュの作品紹介

グリーン・ブッシュのあらすじ

先住民コミュニティ向けラジオ局のDJケニーの元には、刑務所の中にいるリスナーに贈りたい曲のリクエストがひっきりなしに届く。 ケニーの番組「グリーン・ブッシュ」がはじまると、ラジオ局には地元の老人たちが集まりだす。 コミュニティラジオ局が地域で担う社会的な役割を、一夜の出来事を通して描いていく。

グリーン・ブッシュの監督

ウォリック・ソーントン

原題
Green Bush
製作年
2005年
製作国
オーストラリア
上映時間
27分
ジャンル
ドラマショートフィルム・短編

『グリーン・ブッシュ』に投稿された感想・評価

元風景。ずっとそこにあってほしいと願う場所

オーストラリア先住民映画祭
T
5.0
アリススプリングスに実在するラジオ局CAAMAのある一夜を描いた物語。
貧困や差別に苦しむアボリジニたちに寄り添うため、ラジオを流す主人公。刑務所にいる家族・友・恋人に歌とメッセージを届ける。力強いメッセージも込められており、「Backroads」に出演しているギャリー・フォーリーのスピーチが本作の中にも登場する。
(「Backroads」の監督フィリップ・ノイスは、白人監督がアボリジニの映画を撮ることで神話を作ってしまっていると反省し、ギャリー・フォリーと協力してのちに「裸足の1500マイル」という映画で”盗まれた世代”の真実を描く)
暴力や差別や貧困といった重たいテーマがありながらもコメディタッチで思わずクスクス笑ってしまう面白い映画だった。

CAAMAはラジオ局としての側面だけでなく、多くの映画・ドラマを制作し映画監督を多数輩出している。本作の監督はCAAMAを創設したフレダ・グリーンの息子、ウォーリック・ソーントンが務める。

オーストラリア先住民映画史講義メモ
1955「ジェダ」チャールズ・ショベール
→アボリジナルな人を初めて主演にした映画。
 1778年の白人入植から続く、大いなる沈黙と呼ばれる社会構造的な問題を描く。
1977「Backroads」フィリップ・ノイス
→カンヌで上映
1989「夜の叫び」トレイシー・モファット
→先住民初の監督(劇中に「ジェダ」の映像を引用)
1998「レイディアンス」レイチェル・パーキンス
→先住民監督による映画として初めて商業的に成功した。
 主演のジャスパー・ジョーンズは主演女優賞も獲得。
2002「裸足の1500マイル」フィリップ・ノイス
→白人監督が作ることでアボリジニ神話をより強固なものにしてしまったと反省し、「Backroads」の主演ギャリー・フォーリーと協力し先住民社会の真実を描く。
2002「曇の下、ふたり」アイヴァン・セン
2002「マムの生涯における輝ける場面」
→アデレート映画祭。「マイベッド、ユアベッド」のアースラ・ヨビッチ&トレバー・ジェイミルが出演
2005「ナパジナパジ」
→「マム」の続編
2009「サムソンとデライラ」ウォーリック・ソーントン
→カンヌでカメラドール賞を受賞。アリススプリングスの町の真実を描く。
2009「ブラン・ニューデイ」レイチェル・パーキンス
→ミュージカルの映画化
2012「ソウルガールズ」ウェイン・ブレア
2013「ミステリー・ロード」
2016「ゴールド・ストーン」
→「ミステリー・ロードという名前でドラマ化
2017「ジャスパー・ジョーンズ」レイチェル・パーキンス
→ジュブナイル
2017「スウィート・カントリー」ウォーリック・ソーントン

「家畜追いの妻」
→ヘンリー・ローソン著(岩波文庫から「ローソン短編集」として発売)
 先住民を女性の視点から白人中心を批判する
舞台であるラジオ局の内装がかなり好み。
映画を見ててこんなに住みたいと思ったのは初めてかもしれない。
特にレコードでたわんだであろう木の棚はラジオ局特有でもあって印象的であった。

獄中の者への知人からのメッセージを募集して、先住民コミュニティに対するメッセージを音楽で発信したりする様を見てラジオDJという職業における社会との関わり方の魅力を知った。

またラジオを使いオンラインでコミュニティを機能させようとする傍ら、ラジオ局に集う人々に飲み物を配ったりオフラインでもコミュニティに貢献しようとする姿が素晴らしい。
機会があったらまたみたい。