このレビューはネタバレを含みます
特撮っぽい、Vシネっぽい変な空気感が楽しかった。ただちょいちょい理解できないというか、誰が何をしているのかわからない場面があって、そういう場面ではどっと眠気にやられてしまった。そのせいか、全体的にどういう話だったのかも掴めず微妙な印象に。
恐らくキモである大オチも正直シラけた……映画が始まって箱男の視点が映された時点でシネスコサイズであることに気がついて「劇場も（まさに）箱として取り扱ってるんだろうな」とは思っていて、それを改めて映像と言葉でお出しされると苦笑するほかないというか、そここそ信頼してくれよと思ってしまった。
でもエンドロールで携帯の音を鳴らしまくるのは面白かった。あれこそ劇場ならではの趣味悪で、声を出して笑いたい衝動を必死に堪えていた。
（デッドプールを除いて）なんやかんやこっちを向いているガチ目のメタ映画を劇場で見たのが初めてだったので、刺さらなかったけどこんな感じか、と感覚を味わえたのは収穫。
