土平木艮

正義の行方の土平木艮のレビュー・感想・評価

正義の行方(2024年製作の映画)
5.0
●宣伝文句に『これは私たちの「羅生門」』とあるように、どの視点から観るかによって印象は全く違う。各視点、公平に作られてる印象。
警察には警察の、新聞には新聞の、弁護団には弁護団の、それぞれの『正義』がある。

●冤罪って怖い。死刑制度についても考えてしまう。

●明日、自分が『重要参考人・被告・死刑囚』にならないとは言い切れない。

●ホラーより怖い。

●『疑わしきは罰せず』じゃないのか?

●非常に不謹慎だけど、『サスペンス映画』としても観れてしまう。引き込まれる。

●上映館は少ないけど、観られる機会があるのならば観て欲しい作品。Filmarks上でのMark!数が3桁なのはチョット悲しい。




























⚖️全く個人的な感想




























●『県警関係者>西日本新聞関係者>弁護側』の順で、取材に対する回答時の『笑いながらの発言』が多かった。『勝者』の余裕か?

●何故、死刑執行を命じた当時の法務大臣は、顔も名前も出さないのか?取材に応じなかったのか?Wikipediaで調べれば判ることなのに。

●検察関係者も一切顔を見せず。

●県警のやり方には強引な印象を受けた。

●西日本新聞の『自浄能力』には、『この国のマスコミにも良心はあったのか』と多少安堵した。

●各証言者の、表情・目線・声のトーン等に注目しながら観た。

●自身の考え・行いを『省みる・疑ってみる』って大事な気がする。

●西日本新聞関係者の『ペンを持ったお巡りさんになるな』って言葉は印象に残った。
土平木艮

土平木艮