佐藤克巳

鷲と鷹の佐藤克巳のレビュー・感想・評価

鷲と鷹(1957年製作の映画)
4.5
終盤に壮大な海洋スペクタクルがやって来て、荒くれ海の男達の人間ドラマが集結する名匠井上梅次監督の傑作。貴婦人月丘夢路が汚れ役をやり、刑事役三國連太郎が上半身裸の体当たり演技を披露。一頭抜きん出た長身と精悍さを増した石原裕次郎に、美貌と可愛らしさに加えおませに孵化した浅丘ルリ子のラブシーンが最大の見せ場で、明らかに日活交代劇の一幕。西村晃等脇役陣の熱演も素晴らしかった。
佐藤克巳

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