ヒッチコック自身は失敗作と言っているそうですが、ファンの中では最高傑作と名高い本作。
キム・ノヴァクの顔・唇・目の意味深なアップから物語はスタートし、夢の中の様な話が繰り広げられていきます。
「カルロッタの亡霊に、取り憑かれたらしい友人の妻を尾行する」という、ミステリーホラーな始まり方には驚かされましたね！
冒頭から引き込まれるストーリー、キム・ノヴァクを始めとした素晴らしいキャスト、ヒッチコックが操る感情・心理描写は完成され尽くしています。
めまいを駆使した表現法や、催眠術のような螺旋階段の描写は、観てるこっちもめまいを起こしそうになる。
脚本や演出だけでなく、高所恐怖症、恐怖感や不安感を感じるキャラクター設定も秀逸。
共感できるキャラクターが、後半で大きく変わっている所がポイントです。
他人をコントロールしようとする恐ろしさ…
奇妙な雰囲気もヒッチコック作品ならでは！
まだ観てない方はぜひ！
