「オッペンハイマー」の予習として、観賞される方が多かったので、観賞しました。
オッペンハイマー氏と直接的な絡みは無かったが、アインシュタインと原爆との関わり方は、理解出来ました。観て良かったと思います。
1933年、ドイツではヒトラーが政権を握り、ユダヤ人の迫害を始めた為、身の危険を感じた彼は故郷ドイツの地を離れる事を余儀なくされました、映画は、彼の逃亡生活で、子供の頃の話や相対理論の話、イギリスにやって来た理由等をドキュメンタリー調に描いています。
史実で、ネタバレも無いので、以下覚書として記録します ↓
ナチスによる暗殺の脅威から身を隠す場所を探し、平和主義者ではあるが、平和の為なら戦うと言う姿勢のアインシュタイン。
冒頭で、「ドイツが原爆開発に成功しないと知っていたら、パンドラの箱を開ける手伝いはしなかった」と広島に原爆が投下された事に間接的に関わってしまった事を悔やんでいる様子でした。
·なぜ、イギリスに行ったのか？
ヒトラーがドイツを掌握した際に海外にいたアインシュタインは、帰国する予定だったが、別荘を焼かれ、身の危険を感じ帰国を止めた。
·なぜ、世界に向け演説したのか？
ドイツを非難するのではなく、ユダヤ人支援の為、広くは、人類を文化遺産を保護する為。
それらをどう守るかが重要な課題だと考え、自由を失う危険を人類が、理解する必要があると訴えました。
演説後、彼はアメリカに渡ります。
そして、1933年プリンストンの大学で新学部長に就任します。ドイツでは、迫害が加速して行き、世界は、ドイツが原爆の開発に着手した可能性を懸念し始めます。
アインシュタインは、大統領に手紙を書き、早急な対応を要請。アメリカが今、行っている実験を早急に進めた、ほうが良いと助言した。
そして、マンハッタン計画が始まりますが、アインシュタインは危険人物と思われ、計画から外されました。
ドイツは原爆の開発に失敗し、ドイツは敗戦、ヒトラーは自殺。アメリカは日本をターゲットに原爆の開発をすすめ、広島に原爆が投下された。
新聞記者に何故、原爆の開発を後押ししたのか？聞かれ、「ドイツが原爆開発に成功しないと知っていたら、パンドラの箱を開ける手伝いはしなかった」と答えました。
原爆の被害者を映す映像等も差し込まれ、日本人としては、複雑な思いの残る作品ですが、事実として知る事が出来て良かったです。
思ったより難しい内容では、ありませんでした。
＊のんchan、ありがとう♡
