ある日、消防士のジェイクは同僚を不審な火災によって亡くしてしまった。
実はジェイクの同僚を殺した炎は宇宙からやってきた生命体であり・・・・。

ロバート・ベルトランが出演している生きた炎に立ち向かう消防士たちを描いたB級モンスターパニック映画。
炎の形をした生命体ファントムファイアーはCGのレベル自体は大したことないが頭がドラゴンのような見た目でRPGゲームに出てきそうな印象だったのは純粋にかっこよかった。
ただストーリー自体はありきたりでこれといって目立ったような要素もなかったのは少し残念だった。
全体的に生きた炎という一発アイディアで勝負したような印象の作品だった。

太陽表面で起こった爆発は”生きた炎”という恐るべき怪物を生み出した。地球にやって来た怪物はミネソタ州の森林地帯に降り立ち、その場にいた消防士ダッチの恋人を焼き殺してしまう…というストーリー。
宇宙からやって来た生きた炎が猛威を振るうSFモンスターパニックです。
40年後、消防士のジェイクは消火を終えて一息ついていた所、目の前で同僚が竜のように動く炎に捕らえられて焼死する所を目撃する。長年怪物を追い続けていたダッチから生きた炎の存在を聞いたジェイクは、ダッチや消防局のクリスと協力してこの怪物を退治しようとするが、狂信的な考えを持つ政府のエージェントがこの炎を利用して世界の終末をもたらそうと考えていた、という内容です。
ジャケットやタイトルからは自然災害パニックを思わせますが、実際はエイリアン物の変種といった感じの作品ですね。
本作の顔である生きた炎は体の一部である炎を飛ばしたり、爆発の炎の中から実体化して炎の触手を伸ばして人間を掴んだり車を掴んで放り投げたり、小さい炎となってリュックに潜り込んだり狭い場所を移動したり、人間に憑依したりと多彩な攻撃見せてくれます。憑依された人間が目から火炎放射して攻撃してくる所はシュールでした。炎の中から浮かび上がる触手もった竜の姿した本体もいい感じ。炎のCGもこの手のTVMの中では上々な方ではないでしょうか。
生きた炎の攻撃喰らった車や家屋が爆発炎上するシーンでの火薬使った爆発もTVMとしては結構頑張てるのではないでしょうか。
ストーリーは、生きた炎を追い続けているダッチから話を聞いたジェイクが、ダッチと共にかつて怪物を追い掛けていた政府のエージェントとの確執の方が割合多めに描かれています。このエージェントがキリスト教の狂信者で、生きた炎を使って黙示録の終末を引き起こそうと画策します。ヒロインの消防局の女捜査官クリスは本当の目的隠されて協力してて、結構終盤になるまで事態の蚊帳の外にいる感じでしたね。
最後は石油コンビナート舞台になりますが、ボンボン爆発はしますが、折角大暴れするんだからもっと景気よく爆発させてほしかったなと思うのは流石に高望みしすぎか。炎の中からグワァッ！とデカい顔が出る所はチープではあるけど面白かったな。
TVMのモンスター物としては上々の部類の作品ではないかと思います。

〖SF：アクション：TVM：カナダ・アメリカ合作〗
太陽の爆発が生んだ宇宙生命体“炎の竜”と、炎の竜の力を利用して黙示録の預言を実現しようと画策する政府機関のエージェントに、絶望的な戦いを挑む主人公を描いたSFアクション映画らしい⁉️
子供向け？の雰囲気を感じざるを得ない作品でした😱

2025年1,492本目

• #2025年鑑賞
• #SF
• #アクション
• #TVM
• #カナダ・アメリカ合作
• #2007年製作