イカとクジラのJIZEのレビュー・感想・評価

80年代のニューヨークを舞台に両親が離婚した子供等の苦い体験録を描いた監督の自伝的映画。脇役に当時のジェシー・アイゼンバーグを据えている事から観た。所謂,邦題のイカとクジラが"両親の喧嘩(=離婚騒動)"を比喩していて子供目線から眺めた"大人は決して完璧ではない"という事を提唱している。フラットなトレンディ調の家族再興ものでありながら家族間での機微を緩和に映し出す優しい作品だった。