さるやん

野生の島のロズのさるやんのレビュー・感想・評価

野生の島のロズ(2024年製作の映画)
5.0
前半の内容はほぼ、私とペットのオカメインコ·アルファとの出会いを書いております。

不要な方はお飛ばしください。

板橋区のランドマーク、イオン板橋(東武東上線 東武練馬駅)のすぐそばにエキゾチックアニマル専門店
アイランド という、お見せがあります。

まあ、店長さんがたぶん趣味の延長線上でやってるようなお店で、
現マンションが犬猫禁止だし、物理的に世話をするのが難しいので比較的成鳥になるとお世話が楽なオカメインコを飼うことにしました。
その時、同時期に生まれたオカメインコ3匹が同ゲージに入れれていて、ルチノー種という全身が黄色っぽいのが二匹、そしてノーマルであるアルファがいました。

餌の時間になってもルチノーに押しのけられてご飯が食べられないアル。
おじさんが別にご飯を食べさせてあげるような感じ。

いわゆる、おみそでした。

それを観た瞬間に、おじちゃん、ご飯食べさせてほしいピヨ、って合った目で言われたような気がしました。

虫かごみたいなのに入れられてうちに引き取られるアルちん。
見たことにない外に興奮してずっと鳴いてました。

それを見て、なんて可愛い生き物だろ~~

それから挿し餌をするために仕事の合間を縫って一日4回家に戻って挿し餌しましたが、ホントにひとり餌になるのが遅い子で一生挿し餌だったらどうしようとも。

ロズの劇中にあるようにアルにも2歳になった頃に反抗期が訪れて、ケージに戻らないわ、飛びついて唇に噛みつくは、もうアルちんなんて知らない!っていったものの、なでろピヨって頭を下げられると、仕方ないなあ~なでなでってすぐに仲直り。

まあ、20歳を超えて多少なりとも寝ていることが多くなりましたがまだまだ元気でいてほしいです。

そんなこともあり、今作には感情移入しまくりで、たぶん思い出加算されてるので純粋な映画として、もちろんよくできてるし、脚本があのヒックとドラゴンの方なので鳥と人の関係性をよくわかってるなあと感心。

また、ディズニーと違った動物の表現でしっかりと捕食の関係性も描かれてたりと。

ロボットの動きに関しても自由自在でありながらもしかしたらできそうかもと、思わせるような機能性で好きでしたし、
吹き替えのクオリティもまずまずでした。

今作において裏テーマとして、ロボットもしくはAIは感情を持つのか?ということもテーマでした。個人的には人間が言う感情というものはまだまだ解明されておりませんし、ロズが最後に手に入れたものは感情ではないかもしれませんが、それ以上、もしかしたら人間を超える思いを回路?に刻み込まれたような気がしました。


劇中、キャプテンアメリカの有名なセリフである『左から失礼!』を、ディズニー配下のピクサーでなくドリームワークスが使うというのも面白いなと思いました。


これはひとりで見ても良いし、ご家族で見ても良いし、ほんとうに、素晴らしい作品でした。

そして、アルファ、できるだけ長生きしてください。アルのおかげで健康にも気を使うようになったし、タバコもやめられたよ。
いつも、肩にとまってなでなでさせてくれてありがとう。


2月 22本 2025 48本目
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