南総里見八犬伝のフィクションパートと、滝沢馬琴が八犬伝に捧げた人生パートの2つが交互に繰り返されて全体が進んでいくという物語。
2時間30分ぐらいということで少し構えたけれど、意外と楽しみながら見られた印象
これは明らかにそうだが、馬琴パートの方がお芝居は面白いし、人間味あふれる時間だった。
始まりは八犬伝パートで、若干安っぽく感じてしまって、こんなものかと思ってしまうが、八犬伝自体の物語は楽しく見た。次第に八犬士のキャラクター性にも惹かれた。
キャストと題材からして金をかけた方かなとは思いつつ、このぐらいで落ち着くかという具合。戦シーンとかもっと盛り上がりを期待していた。
馬琴パートは、キャストの比重が大きいので、お芝居が面白かった。
だからこそ、2つの物語がどう調和していくのかということに終盤期待を寄せていたが、馬琴や家族の衰弱に重きが置かれていて、映画的な展開は見られなかった。
事実を語るとこうなるのかなぁというのが、少し残念ではある。
寺島しのぶさん好きだなぁ。
八房、もっと出てくるんかと思ったが。。。