さん

幕末太陽傳のさんのネタバレレビュー・内容・結末

幕末太陽傳(1957年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

早口とかで聞き取れない台詞が多かったけど、それでも面白かった!
飄々としたイノさんがすごく魅力的。
そして、こはるとおそめの流れる小川のような所作と妖艶な表情!
仕事の時と裏側のギャップ。一途に思う乙女心と情熱。可愛すぎる。
ただ、生きる。いのさんの生き方。
猛アタックの遊女をかわし続けたイノさんが、最後に二人をなんとも言えない表情で見つめるシーンにグッときた。

自分の病を他人がどんだけ心配しても呪いのような言葉をかけてきても、イノさんは跳ね除ける。
「地獄も極楽もあるもんけぇ、おれはまたまだ生きるんでぃ」
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