映画二十郎

幕末太陽傳の映画二十郎のレビュー・感想・評価

幕末太陽傳(1957年製作の映画)
4.1
①2023.0728☆4.1@家
「ふるあめ〜」の勉強にと。
落語のいくつかの話を元にフランキー堺がのし上がってく。芝居というか元々本人の性格みたいな所もあるだろうけど凄い。
羽織を投げて着る芝居、テンポ感。

出てくる人間達の細かい芝居が凄い、やかんを触って耳を触る芝居だけでしかも一瞬映るか映らないかくらい。
今の人達が触る様な触り方じゃない、染み込んだその土地の人間のものにみえる。

面白かった。ラストの駆け抜けるシーンは現代を走らせたかったのにスタッフやキャストにまで理解されずに撮れなかったというのを知り暫く悔しさが抜けず。
影響を受けてた寺山修司が「田園に死す」でラストでやったけど、昭和の品川を駆け抜けるさまが見たかった。
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