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フューチャー・ウォーズのMrOwlのレビュー・感想・評価

フューチャー・ウォーズ(2022年製作の映画)
3.0
結果としては、事前情報があった方が、楽しめる映画でした。
チラシの印象で勝手な想像をして観に行った自分は、ちょっと没入しきれませんでした。
感情の流れは以下のような感じです。

鑑賞前
フランス・ベルギーのSF映画か、チラシのビジュアルもダークな感じで良いな(シリアスな映画だと思っている)

鑑賞開始数分後
あ、そういう感じなのか。SFコメディか~ちょっと思ってたのと違ったな。
中国の原発ってのは妙にリアルだ笑。

鑑賞開始数十分後
コメディパート入れすぎでテンポ悪いな~。没入しにくい・・・。
よく見るとなんかセットも衣装もちょっとチープ感が・・

鑑賞中盤
なんか、一昔前のドラマのようなセットと作りだな~
キッズたちは可愛いな

鑑賞終盤
お、脚本は割と練られているのね、この展開は悪くない

エンドロール
ああ、そういう感じか。ちょっと後で調べてみよう。

調べて分かったこと
本作は2009年、監督を務めたフランソワ・デスクラックが当時暮らしていた学生寮の小さな部屋から始まった物語。
デスクラックは本作でタイムトラベラーに扮した友人のフローラン・ドリンと共に、
彼らが愛して止まない『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『ターミネーター』などの傑作を念頭に置き、SF作品を作り上げるべく日夜語り明かしたとのこと。ただ、予算がなかったため、毎日3エピソードを撮り続けて本作の基になるWEBシリーズを制作した。
WEBシリーズは小説やコミックなどのメディアミックスを果たすまでの人気を得る。
13年後に劇場版として制作されたのが、本作。
これで低予算感も、ちょっと変なコメディのノリも腑に落ちた。
セットや衣装も作り込んでいるので、舞台で演劇として観たら「凄い」と思うような作り方だな、と感じた点も腑に落ちた。
この情報知ってから観に行ったら、もう少し没入というか、好意的に鑑賞できたかもな~と。
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