大大大好きな『カンフーハッスル』で「火雲邪神」を演じたブルース・リャンの若き日の主演作品ということでずっと気になっていた作品。
″恐怖のはげガエル🐸″の印象から一転!鋭い眼光ながら爽やかさも兼ね備えた若リャンを大スクリーンで拝めてとても充実しました。
本編開始前にも案内がありますが、フィルム素材が存在しない本作を、今回ほぼ無理矢理2Kにしたとのことで、テレシネ変換の影響で画面両サイドがちょっと欠けてるー!笑
主演のリャンが喋ってるけど画面の端にいるものだから全然映ってない!もはや何のシーンか分からん部分もちらほらあって、それはそれで微笑ましかった。だがしかし、リャンや倉田保昭のキレッキレのアクションが時折映ってないところもあったのが残念!アクションはちゃんと見たかった!(悲)
とはいえ、一度始まると爆発力が半端ないうえに割りと長いこと続くアクションには腹いっぱいにさせてもらいました!
倉田保昭についてはアクション俳優であることを何となく知っていて、『レッド・ティアーズ』で観たことあるぐらいでそこまで思い入れはなかったのですが、本作で印象がギッチリと脳にこびりついた!しかも本編上映後についている倉田プロモーション制作の短編『夢物語・奪還』で現在80前の齢で堂々と物騒アクションを繰り広げる姿をみて「このジイさん、ヤバい!」と感服。
キャラクターも濃いーのばっかり。
カンフー映画におけるコメディ担当と云われるディーン・セキの太鼓持ち演技に注目!あと、人じゃないけど「車」もキュートでよかった!
📖パンフレットの感想📖
倉田保昭のフィルモグラフィに加え、「倉田保昭自作を語る」として一部作品を抜粋して倉田氏本人による解説(当時の撮影の様子など)があり、これがかなり面白い!台湾と日本が不仲のときに台湾で撮影したら殺されかけた話とか、監督がめっちゃ不良だった話とか、記者会見で本物の虎と戦わされる話とか、危なくてオモロイ話がたくさん!!こんなの読んだら倉田作品制覇したくなってくる!笑