トランスマスター

シャイニングのトランスマスターのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
4.0
♯115 『ドクター・スリープ』に向けて2回目の視聴

スティーブン・キング原作小説をスタンリー・キューブリック監督が映像化した豪華ホラー・ミステリー 小説家志望の男性がオフシーズンのコロラド州の雪山に位置するネイティブアメリカン墓地のあった場所に建てられたホテルの管理人として妻と子供と住み始め精神を病んでいくお話です。

◆良い点/注目ポイント
・原作者と監督と主演が一級品。話自体は、超常現象とサイコパスのバランスが、中途半端な印象を受けました。
・スタンリー・キューブリックらしい線対称な構図や見事なカメラワーク。ジャック・ニコルソンの変化に富んだ表情。見事なコラボです。ほぼ密室で登場人物が少ない映画でここまでの完成度は匠の仕事です。

◆改善点
・奥さん役のキャラが幸薄い感じで存在感が足りません。
・超常現象の実質的な被害があまりよくわからないです。

◆総括
・この映画の二人組の少女は『弟切草』や韓流映画の『箪笥』のモデルになったのでは❓と勝手に考えています。相当古い作品なのにホテルの調度品に古さを感じないのはアメリカのセンスですね。