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シャイニングのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

シャイニング(1980年製作の映画)
3.3
スティーヴン・キングの小説をスタンリー・キューブリックが製作・監督したホラー。
日本で公開されたのは119分の国際版だが、今回は143分のオリジナル版を鑑賞。
原題:The Shining (1980)

コロラド州の山の中にあり、冬の5ヶ月間は大雪のため閉鎖される由緒あるオーバールック・ホテルが舞台。
冬期間の管理人としての職を得た作家ジャック・トランス( ジャック・ニコルソン)は、妻ウェンディ(シェリー・デュヴァル)、一人息子ダニー(ダニー・ロイド)と3人で、住み込み生活を始める。
実は、このホテルは曰く付きで、前の管理人のチャールズ・グレイディは、妻と2人の娘を惨殺し、自殺していた。
ダニーはテレパシーのように意思伝達が可能な不思議な能力「シャイニング」を持ち、想像上の友だち「トニー」を作っていたが、様々な超常現象を目撃し、危険を予感する。
小説を書き上げようとしていたジャックだが、一向に筆は進まず、次第に狂気に襲われる。
やがて、あたかも元の管理人が乗り移ったように妻子に殺意を抱く…。

~他の場人物~
・ディック・ハロラン(スキャットマン・クローザース):シャイニングの能力を持つ料理長。妻子を助けようとする。
・スチュアート・アルマン(バリー・ネルソン):支配人。
・チャールズ・グレイディの娘(リサ・バーンズ、ルイーズ・バーンズ)
・デルバート・グレイディ(フィリップ・ストーン):給仕。
・浴室の若い女(リア・ベルダム)
・浴室の老女(ビリー・ギブソン)

「かつてここはインディアンの墓地だったが、反対を押し切って建設した」

「この古いホテルもシャイニングを持っている」

"アルコール依存性"
"237号室"
"All work and no play makes Jack a dull boy,…,…"
" REDRUM"レッドラム
"庭の広大な迷路"と"足跡"

閉鎖空間を使った華麗な様式美と演出、常軌を逸していくジャック・ニコルソンの怪演が話題になり、映画は商業的に成功した。
しかし、原作の意図と余りにも乖離がありすぎるとして、スティーヴン・キングは映画を批判。
人物設定やストーリー(結末を含む)は、原作に忠実な方がよかっただろう。
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