「最後の希望ガメラ、時の揺りかごに託す。災いの影ギャオスと共に目覚めん」
太平洋上でプルトニウム輸送船「海竜丸」が座礁した環礁で上陸調査を行い未知の石版と大量の勾玉を発見した頃、ガメラとギャオスが復活した。
日本政府は福岡ドームを利用しギャオスの捕獲を試みるが失敗、そこにガメラが飛来し戦いが始まる。
鋼鉄も切り裂く威力の超音波メスを使うギャオスに対しガメラはプラズマ火球で対抗するが一度は敗北。
しかしガメラは勾玉によって心を通わすことになった女子高生 草薙浅黄によって復活し、その勾玉によってパワーアップしたプラズマ火球によって勝利する…と言う話。
ここのところゴジラばっかりクローズアップされてるし、アニメでだけでなく実写でもガメラの新作が作られると言う話がまことしやかに流れているので、平成版ガメラってどんなだったっけ?と気になって観てみた。
約30年前の作品なんで造形や特撮が物足りないのは仕方ないけど、平成版ガメラってこんなカワイイ顔してたっけ?w
ギャオスはカッコいいね。
昭和版もアレはアレで良いけど、こっちの方が好き。
ストーリーは、子供向けだった昭和版と違って古代史や伝説を取り入れたり、生物学的な要素を盛り込んでいたり、時事問題をうまいことミックスしてたりと、かなり大人の視聴にも耐えられる演出が盛り込まれているんだが、その分複雑になり過ぎていてテンポがまどろっこしい。
キャストも、今ではベテランと呼ばれる方々ま若々しくて、この頃こんな拙い演技をしてたんだなぁと言う感じ。
ただ本作はほとんどオープンセットでの撮影だったそうで、この作品の空は本物の空。
やっぱりリアルだね。
それに防衛庁の全面協力で本物の戦車や戦闘機、船など大迫力。
セットなど造形物も頑張ってたなぁ。
さすがガメラ誕生30周年記念作の面目躍如というところだろうか。
ただスコアは色々ミックスしてご祝儀入れてもこの程度かな?