とがり

ゴスフォード・パークのとがりのレビュー・感想・評価

ゴスフォード・パーク(2001年製作の映画)
3.8
1930年代、大戦の狭間で揺れる貴族の屋敷・ゴスフォードパーク。
主人・ウィリアムの趣味で狩猟の会が開かれ、コネを作りたい者、金を無心する者、貴族の屋敷を見たい者…続々と来客が訪れる。
来客、付き人、使用人も含めて混みいった人間模様の中、悲劇の幕が上がる…

アガサ・クリスティ作品のような、階級社会を下敷きにした描写が丁寧なミステリー映画。

伏線もきちんと張られているので、犯人当てができなくもないが、それより特筆すべきは死体の奇妙な状態に解を与える動機の秀逸さ。

事件が起こるまでちょっと長く、登場人物も多くて大変だが、非常によく出来たミステリーだ。
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