とがり

ナイブズ・アウト:グラス・オニオンのとがりのレビュー・感想・評価

4.0
伏線だらけの本格ミステリー映画。
前作に引き続き面白い。
脚本が面白いのは当然として、カット割りがかなり細かく、見ていて飽きさせない工夫が随所にある。

巨大テック企業CEOのマイルズからギリシャのプライベートアイランドに招待された、いずれもマイルズに恩義がありつつその支配下にある面々。
そしてかつてマイルズと共同経営者でありながら追放されたアンディと、ご存じ名探偵ブノワ・ブランも招待されたと言う。
エーゲ海に浮かぶ孤島では今夜、マイルズ考案のマーダーミステリーが行われるというが、招待客それぞれが抱えた思惑と悪意はすでに絡まり出しているのだった……

大きく2部構成になっている今作の脚本であるが、中盤である人物の正体と思惑が判明してからさらに謎が謎を生み、前半に張った伏線を怒涛の勢いで回収しながらラストへ突き進む展開が爽快。
ただ、別にそこまでしなくても良いんじゃないかなーと思わなくもないラストなのでそこだけちょっと微妙だった。

あの謎の滞在人は何だったんだ!?
あとジャレッド・レトのアルコール入りコンブチャって何!?
とがり

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