前2作の出来と地上波ドラマの勢いで上がりきった期待値のハードルを軽々と越えてきましたね。
アクションパートはマシマシで。でも見ていて疲れることなく、寧ろもっと見たいと思わせる。まひろvs冬村のバトルはスタイリッシュだがどこか泥臭く、プロ同士の死闘というのがありありと感じさせます。今作はちさとのアクションシーンが増えていたのも良かった。
池松壮亮演じる冬村かえでのキャラクターは予告編では激ヤバサイコパス野郎のイメージだったのが、実際見てみたら共感は出来ないが不快感は感じないという絶妙なバランスのキャラクターに仕上がっていましたね。まひろのif存在としても思えて、ラストバトルと最後の選択の違いにはちょっと哀しさも。
恒例のサブカルネタは今作では抑え気味なのかな、と思わせて後半で効果的に使ってくるのはさすが。冬村の某少年漫画パロディのセリフについ笑ってしまいました。
