〜OP〜
立ち並ぶ女たちの顔、顔、顔。
薄汚れたガキがシチューを一心にあさる。
ノイズとサイレン音とともに、何者かに追われる男の姿。
"これは残虐性を讃える作り話ではない
現実の声が生んだ賛歌である
(暗黒時代の伝統的前口上)
この作品を白人社会に辟易とした
ブラザーとシスターたちに捧げる"
ガキにシチューをよそう女。
見つめる女たち。
そのうちの一人がガキを部屋に招き入れる。
女にまたがる姿はいつのまにか大きくなり、身体全体にモザイク。
ゴスペルに合わせ、挿入。
「いいわ、スウィート！
スウィートスウィートバック！」
ファンクナンバーとジャジーサウンドに乗せてクレジット。
いやはや、素晴らしい。
その後はカメラアングルも編集も独特過ぎて当惑と驚きの連続でワケワカメ。
宇宙人でも見てるよう。
ハーレムの映画館で見てみたい唯一無二の黒人ムービーの魁。
