あまんだ

女囚さそり 第41雑居房のあまんだのレビュー・感想・評価

女囚さそり 第41雑居房(1972年製作の映画)
3.8
第2弾。
これ、また何かすごい。何かすごいとしか言いようがない。
今回は、前回に引き続き、刑務所長がさそりの最大の敵なんやけど、さそりをやり込める、そのやり口がエグい…。
非常に下劣な方法でさそりをいたぶる。まあ、さそりももっとエグくやり返したったけど。

一瞬の隙をついての女囚達の脱獄逃避行が、今回の肝だが、今回、男性に弄ばれ、いたぶられた女性達の爆発と言うテーマなのか、苦々しい気持ちになる場面も複数あり、なかなか観てる方も嫌な気持ちになるところが多々あった…。その後、きっちり倍返しするのでフラストレーションがたまりっぱなしと言うわけでは無いが。

今回、さそり以上にキマってたのが白石加代子で、その罪状も仰天なのだが、顔芸に次ぐ顔芸に、すっかり虜になってもうた。

急に脱走した女囚達の罪状を、都都逸ぽくひとりひとり説明していく場面は、かなりの渋さで痺れた。あそこ、もう一回観たい。
脱走して、私服になった時の、さそりがやたらスタイリッシュで、その後の長回しの復讐シーンがめっちゃかっこよかった。

に、しても若い頃の梶芽衣子の美しさときたら…。まるで絵のよう。楳図かずおの描く美女みたいな顔してる。

ラスト、一本。最後どうなるのだろうか…。
今月さそりに夢中やな。
あまんだ

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