「オレ、エイガスキダ、オマエオモシロイエイガ、ミセテクレル、オレ、オマエノコトスキダ…」と脳内で上田慎一郎監督にDMを送り続けた。
中年男性が自分の人生の尊厳を取り戻そうと闘う要素は『カメラを止めるな!』に通ずる。
そこも泣いてしまうがタイトルバックがこれから面白い映画観せると宣言しているようで興奮して泣いた。
「いかに本物に見せるか」という詐欺師のお仕事の重要ポイントを映画内で何度も見せてくれる。
そしてスクリーンに映る岡田将生の顔の造形美は相変わらず凄い。
対象に対して仕掛ける詐欺が地面師詐欺なので『地面師たち』で観たのと同じような役作りのシーンもあるのだが「もうちょっと猫背じゃないですか」などのくだりは笑えて面白かった。
川栄李奈の役が前半良かったので後半もう少し上手く絡んでくれたらもっと良かったかも。