このレビューはネタバレを含みます
のん主演の映画ってだけで観てみようかなあ
と思って
このタイプの邦画で正直堤幸彦かあ…読めないなあ。とは思ったんだけど
自分の思うクセ強堤幸彦ではなくて
喜劇中心として楽しめた
のんさんのむき出し演技は
時々むき出しすぎてて映画としての場面の空気感を逸脱してることはあるけど
女優さん役者さんとしては
むしろ劇場、演劇役者感があって好き
ちょうど、私をくいとめて
を観てる時に感じた感触と一緒だなと
そんなのんが役柄的にも千変万化の立ち回りを見せて
衣装含めいろんなのんが観れることも楽しかった
そこに滝藤さんがきっちり合わせてきて
名コンビ演技をみせてくれたり
田中くんの役柄も要所要所で大事だったり
率直に好みのお二人
橋本愛さんと田中みな実さんも美しく
そこそこ満足できた
で個人的なところに引き寄せると
まず田中くんの編集としての仕事
がいまの仕事と重なる部分があって
自分のエゴで可能性を潰すこともあるのに
ついつい理想をおしつけたり、型にはめたり
気を抜くとすぐそうなる自分がいて
あと2年だとしてもだからこそきちんと向き合わなければ。という気持ち
というか本業については3年後以降も変わりはしないか
でもう一つは作家たちの
創作への想いとか、向き合い方
やはり自分の人生や信念の表出と考えると
それぞれの向き合い方や切り出し方があって
自分も仕事に対してそうありたいという気持ちで観ていた
これもまたこの先の参考にしたいところ
なかなかに見応えある鑑賞にはなった