メルギブ監督作、悔しいが絶妙に面白い。「ハクソー・リッジ」ぶりで90分尺の純粋娯楽をやるのけっこうすごいと思う。マジでほぼ3人芝居。証人を護送する女性捜査官、さらに手段は小型機90分空の旅。とにかくテンポがいい。飛行機という前後に長い空間によって後ろの情報が前に伝わらない、というのが全編でめちゃくちゃ効いてる。ピンボケしながらずっとフレームインしてるマーク・ウォールバーグがサスペンスを維持している。また密室空間性によって通信から得られる情報が不信を煽るというサスペンス性の付加もありちゃんとハラハラした。無事到着するのか&密告者は誰だという二本軸でタイトにガンガン進めていくからコンパクトに面白い。
無線での声だけのキャラがとにかくいい。特に管制塔のハッサンが能天気なんだか緊張をほぐそうとしてるのか分からんがずっと陽気でよかった。「バニシング・ポイント」のラジオDJみたい。あと意外とあっさり人が死んでビビる。