にっきい

グラディエーターII 英雄を呼ぶ声のにっきいのレビュー・感想・評価

3.0
ローマの暴君と言えばカリギュラ思い浮かべるけど、今作の2人も相当酷い。

奴隷は剣闘士に、剣闘士は自由人になる話し。
今作でのローマ皇帝はゲタとカラカラと言う双子の兄弟。
日本語だといかにもダメそうな名前。
実際暴君だったらしい。

コンモドゥスに息子ルキウスを殺されるのではと考えたルッシラは、密かに息子を逃す。
ローマからは蛮族と呼ばれるヌミディアに辿り着いたルキウスは、妻を娶り逞しく成長していた。
しかしローマ軍が領地拡大のためヌミディアに攻め入ってきて妻を殺され、自身も捕虜(奴隷)になってしまうのだが…、って話し。

前作と同じく奴隷が剣闘士となってローマ帝国に復讐をするパターン。
でも前作と違い登場人物をあまり丁寧に描いてないので物語が浅く薄い印象。
それでも権力争いや各人の思惑とかで色々な事が起こるけど。
剣闘士と言っても所詮は見世物なので前作では虎と闘わされてたけど、今作では凶暴な猿と闘わされてた。
ただ猿の見た目が犬と猿を掛け合わせたみたいな姿で、凶暴なのは表現できてるけど実在の動物には見えないのでリアリティが無い。
擬似海戦の時はサメも出て来て船から落ちた人を齧りまくってた。
ただこれもコロシアムに水はったり、巨大な船運び入れたり、現実的には難しいように感じた。
そう言えばサイを馬のように乗りこなす剣闘士なんてのも出て来てた。
奴隷商人のマクリヌスの野望がメインのストーリー。
結局誰の味方でもなく自分のために他人を利用してるだけでした。
闘いの迫力は凄かったけと、ストーリーがそんなに面白くはなかった印象。

今作ScreenXで観たんですが、3面スクリーンと言っても両サイドはスクリーンの素材のせいか、若干色彩が違って違和感有るし、しかも全編が3面ではなく数シーンだけ。期待してたほどの迫力や没入感は無かったかも…。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年11月16日
鑑賞回:13:00〜15:40
劇場名:T・ジョイ京都
座席情報:シアター9
上映方式:ScreenX 2D 字幕
レーティング:R15+
上映時間:148分
備考:特別料金(+900円)
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